Why Is the U.S. Housing Market So Out of Whack? What Homebuyers Need To Know Right Now
米国では、極めて強い売り手市場が続いていますが、この記事では、その背景を解説しています。
2016年には26万ドルだった全米の戸建住宅の中値は、今年になって38万ドルに大きく伸びました。米国の給与の伸びは年率2-3%。不動産はおよそ年率7%で上昇しているのです。
これを支えているのが低金利。1981年に16.64%(30年固定)だった金利は先週の平均は2.86%でした。専門家は米国の住宅金はこれから10年上昇していくはずと考えており、今年終わりには3%に達し、そして2023年には4%程度になると見込んでいます。
今回の売り手市場の要因に在庫不足が挙げられます。売り物件の極端の不足が米国市場全域において顕著であるものの、これが直ちに解消される状況にはありません。
在宅勤務の増加により、大きな家、郊外、別荘需要が大きく刺激されています。さらに、コロナ前から続く住宅供給不足が重なり、現在の状況を作り出しているのです。
米国の建設産業は2005年をピークに僅か数年で、竣工数がおよそ25%に落ち込み、2021年の今日現在、未だ2005年水準に達していないのです。サブプライムバブルの崩壊による貸し渋りが大きな要因とも言えます。
これに加え、輸送の遅れと労働力不足に起因する資材の高騰も不動産価格の上昇に拍車をかけています。資材の値段は下がっているものの、まだ末端消費者まで浸透している状況ではありません。
家を市場に出してから売れるまでの全米平均日数は39日と極めて短く、売り物件が増えてくるにはまだまだ時間がかかるでしょう。ただし、価格の上昇は無限に可能ではないため、バイヤーの多くの資金能力を超えてしまうと、価格には歯止めがかかってきます。
2021年第3四半期の全米の不動産価格上昇率は、今年になって初めて10%を割りました(9.5%)。コロナ以前の2019年の四半期毎の伸びは概ね3%~6%でした。
(要約:KAI。本文は下のリンクからどうぞ。ブラウザーの翻訳機能で訳すことが可能なはずです)